年商100億企業の経営者の方からお話を聞く機会があったので、学びんだポイントをまとめます。
経営者のストーリー
その方は、高校卒業後に大阪に出て就職しますが、貧しい暮らしを脱却するために独立を決意。1990年代には商社とメーカーの両面を持つ事業形態でお客様の課題解決に尽力し、右肩上がりの成長を実現されました。現在では創業から100億円企業へと成長させています。
年商100億企業づくりのポイント
今回話を伺って、特に印象に残ったポイントは以下の通りです。
1. 学び続けることの大切さ
その方は、これまでの経営で多くの失敗を経験されてきました。「知らないことで様々な失敗をして無知税を払った。だからこそ学び続けることが大切」という言葉に、学びへの姿勢の重要性を感じました。常に自己研鑽を怠らず、多くのセミナーに参加し、経営力を磨き続けてこられたそうです。
2. 失敗からの学びと成長
「人は失敗しないと学ばない」という信念のもと、その方は社員や後継者にも失敗を恐れず挑戦する姿勢を奨励されています。特に社内で”大失敗賞”を設け、失敗をショールームに堂々と展示する取り組みは、失敗を許容しチャレンジを促すユニークな方法です。
後継者に対しては、失敗するかもしれないと思っても口を出さないようにしている。失敗して立ち上がる際に成長するので、失敗の機会を奪わないようにしているという話も中々出来るものではないと感じました。
3. 一流を目指す姿勢
「一流の会社と付き合い、一流を目指すことで顧客に育ててもらう」という考え方も印象的でした。また、エントランスやトイレ、休憩室にお金をかけることで、優秀な社員が集まる環境づくりを行っているというエピソードも具体的で共感を呼びました。
4. 顧客づくりから行う
その方のビジネスはメーカー商社ですが、元々は商社から始めたとのこと。私が見てきた限り、多くのものづくりの人たちが多額の設備投資と自社の生産設備の中でしか仕事が出来ず売上の成長が止まっていたり、資金繰りに苦しんでいます。また、販売能力がないので、徐々に顧客が収斂していき、一社依存度が高くなり不安定になる。商社であれば、案件獲得次第で売上をどんどん拡大できるので成長しやすい。そこにメーカー機能も加えて、ものづくりの知見を付加価値として顧客に提供できたことが他の商社との差別化になっているのだなと感じました。
今後への展望
今回の学びを活かし、私自身もさらに積極的に学びの場に参加していこうと思います。
〈大阪府中小企業家同友会〉
経営者同士で経営を学び高めあえる組織です。
https://nantou-osaka-doyu.com/
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