ワイヤレス映像伝送システム MARS 400S

映像制作

ワイヤレス映像伝送システム【MARS 400S】使用レビュー

〇目次
 ・バッテリー
 ・安定性
 ・操作性
 ・距離

これは使える機材です。
<バッテリー>
モバイル使用できる機材でまず気になるのはバッテリー。
電源バッテリーが市場に普及しているソニーNXカメラ用のNPFバッテリーなのが良い。
標準的なサイズで8時間程度使える。
通常の使用ではバッテリー交換の時間を気にする必要ないですね。
もちろん有線でコンセント使用で使うこともできます。

<安定性>
・映像の乱れ
これまで中継に10回以上使いましたが、映像、音声の乱れはたまに起こります。
ですので、これ単体で使うのは少し怖い。当社の場合有線で接続したカメラのサブとして最近は使用しています。

・遅延
遅延は少ないですが、無い訳ではなくアクションの多い映像だと有線と比較して遅延が目立ちます。

多少欠点はあるものの安価な価格でハイビジョン画質を送れる機材としては良い商品だと思います。
環境が許せば有線がベストですが、距離がある撮影場所やカメラマンが動き回らなければならないシーンでは役に立っています。

<操作性>
送信機と受信機それぞれスイッチオンすれば他は何も触らなくても勝手にペアリングしてくれます。ほとんど家電感覚。

<距離>
HDMIというやつは5mくらいまでしか安定した接続が保証されない困ったちゃん仕様ですが、MARS400Sは見通しなら50mくらい距離あっても問題ないのだから本当助かってしまう。HDMIの場合、間にSDIで中継して距離を稼ぐなんてこともできるのだけど機器が増える度にリスクは高くなってしまいますしね。光HDMIなんてのもあるんだけど曲げに弱く凄く高いんです。そこで手軽に無線で安定して繋いでくれるこいつは素晴らしい。

手軽すぎて何だか必要のない短距離でも無駄に使いたくなる機材です(笑)
ただ室内で使わないと違法になってしまうという事なので、そこは注意ですね。

スマートフォンでもアプリを入れれば、何と直接受信できてしまうという事なのですが、そこはまだ未検証。
またの機会にレポートします。

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